iPhone のホーム画面等を整理した

Published at: 2023/9/10


スマホは仕事でもプライベートでも利用する情報機器ではあるが、放っておくとアプリが氾濫していって、利用効率が次第に低下していってしまう。 これをどうにかするべく、アプリの整理をいろいろやっていたので、その際に考えたことを備忘録としてここに残す。

不要アプリの削除

今日日のアプリのは、最初にユーザーを登録させることで、データ自体はサーバー上で保管する場合がほとんどとなる。 参考までに、これは、アプリは jailbreak からのリバースエンジニアリングによって、ローカルのデータやロジックはユーザーが好き勝手にハックしうるので、それをふまえるといわゆるウェブサービスのような構成で、重要なデータはサーバー上に保存して、ユーザーは認証によってそのデータを操作できるようにする、という構成を取ることになるためである。 結論、どうせ重要なデータ自体はサーバーの向こう側に保存されているのだから、利用していないアプリは削除してしまって問題がない。 (例外はネットワークに接続せずに完結する系のゲーム系で、この場合はアプリデータをローカルに保存してしまっている可能性がある。買い切りのコンシューマゲームを捨てるか捨てないかの判断を適用すればよい。)

また積極的に消した方が良い別の観点として、アプリの自動アップデートを on にしている場合、まったく利用していないアプリでも通信帯域を消費してしまう。

  • アプリを残す理由
    • インストールや再設定(ログイン等)の手間
    • 再インストールの通信料
  • 消す理由
    • 整理整頓の対象が増えることのコスト
    • 自動アップデートの通信料

を比較し、消す理由の方が優勢になれば、アンインストールしていくのが良い。 整理整頓のコストとは、断捨離系の本などが参考になる。

ぼくたちに、もうモノは必要ない。 - 断捨離からミニマリストへ

出典: amazon.co.jp

個々のアプリの通知の最適化

アプリ自身の通知設定と、 iPhone の Settings から設定できる通知の on/off を用いて、通知とバッジの最適化を行う。 通知が多すぎて溢れて管理できない、となるぐらいならば、通知全体をそもそも切ってしまった方が良いかもしれない。

ホーム画面の機能

iPhone のホーム画面にある機能として、

  1. アプリの起動
    • 長押ししてからのアプリアクションの実行
  2. フォルダによるグループ化
  3. バッジの確認
  4. ウィジェットの配置
  5. 複数ページ化

がある。

これを整理していくためにはどうしたら良いかを考える。

利用コンテキストでページを分ける

まず、利用コンテキストによってアプリをページに割り当てていくことを考える。 例えば仕事中にはマンガアプリが必要ないように、生活する上で必要になるアプリ群は大きくカテゴライズできるはず、と考える。 個人的のケースとしては、

  1. 利用頻度が高いものを集めたページ
  2. 仕事で使うためのページ
  3. プライベートで使うためのページ
  4. 趣味(ゲーム等)のページ

がコンテキストとしてちょうどよいと感じている。

iPhone のホーム画面のページは最大 15 であるらしい が、どこに何を覚えておくかのコストがかかってしまうため、意味のあるコンテキストにより分類できない限りは、無理に増やさない方が良い。

アプリ配置の整理

一般的な物の整理整頓では、

  1. 物の役割を考え、不要なら捨てる
  2. 物を使用頻度で分類する
  3. 物を置く場所として、仕様頻度が高いものはすぐ取り出せるようにしていき、定位置を定めていく(空間の設計)
  4. 決めた物の置き場を守る

のようなステップにてこれを行っていくのが良いとされる。

誰でもスッキリ、ロジカル収納術 使用頻度で分類から - 日本経済新聞

テレワークが定着する中、「自宅では仕事がはかどらない」という悩みを抱える人も多いだろう。整理収納アドバイザー、米田まりなさんが、集中できる家を作る片付けメソッドを解説する。「誘惑が多い」「散らかっている」「狭すぎる」――。自宅は集中できない、という人からそんな声を聞く。その悩みは片付けで解消できる。私は平日はITベンチャー「サマリー」でデータ解析の仕事をし、休日は整理収納アドバイザーとして、

www.nikkei.com

ページの中のアプリ配置についても同じような考えが適用でき、以下の事項を考慮に入れながら、アプリの配置場所を決めていく。

  • ホーム画面からの起動とアクションの利用頻度
    • 高ければトップに、低ければフォルダの中ないしフォルダの2ページ目以降に
    • ウェブサイトとの紐付けがあるアプリや、他アプリからの連携機能のあるアプリは、ホーム画面から起動などは実はあんまり行わなかったりする。 あくまで、ホーム画面からの起動とアクションの実行の頻度で分類する。
  • バッジ通知のグループ化
    • 例えば SNS は、ひとまとめにしておいて、バッジの数をそのフォルダ全体でサマって表示すると意味がある。
  • Widget を置くかどうかは、面積パフォーマンスまで考えて配置する
    • 一番小さな Widget でも 2x2 の4枠を占有してしまうため、本当にそれが欲しいかを考える。

最初の不要アプリ整理と、利用頻度による置き場の整理を行うことで、ページ上のアプリは大体はあるコンテキストのアプリたちは大体の場合において1ページにおさめていくことができるはず。

参考リンク


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