日本語記事を書くにあたって medium はメリットがない

Published at: 2023/1/13


PV 課金を代行してくれるメディアとして、 medium というサービスがある。 これは、読者からメンバーシップ費用を徴収することで、記事の著者への支払い原資とし、実際に記事が読まれた時間等に応じてこれが著者へ振り分けられていく。

実際に medium からクリエイター料を受け取れるような著者のことを、 medium では Partner と呼ぶ。 そして Partner は Partner Program から申請を行うことになるが、そのための要件として以下が定められている。

  1. フォロワー100人
  2. 記事を Medium 上で投稿していること

ある読者が、ある著者をわざわざフォローするかどうかを考えると、それはプラットフォーム自体をどれだけ利用しているか、ないし、したいかに依存する。 もし著者だけのコンテンツ力だけが重要であるなら、有料メルマガなり note なりであったとして、そこで直契約を発生させる方が著者にとっては利益率が高くなる。 それを上回るメリットが著者にとってあるとするならば、それはプラットフォーム上に存在する読者、それもプラットフォームのフォロー機能をサービスとして利用しているような読者たちコミュニティーの存在が前提となる。

それもあってか、一時期 Medium は Medium は日本ローカライズのためのチームを発足させていたが、それは残念ながらクローズされることとなった。 そしてまた、 Medium に投稿されている記事を見てみても、日本語の記事というのはあまり見かけない。

Medium の収益化のために重要なのは、自分がこれから発信しようとしているコンテンツに対して、 Medium というプラットフォームを利用している読者のボリュームがどれだけいるのか、という話になり、今現在においては、日本語読者のボリュームはそこまで期待できないので、 Medium でフォロワーを増やす労力をかけて収益化を狙うよりも、 note で有料記事を書いたり個人ブログなどで収益化を目指す方が妥当と考えられる。


Tags: ブログmedium